「ホームページを作るのに、何か”ソフト”が必要なの?」「無料でできるって聞いたけど、どれを使えばいいの?」——そんな疑問をお持ちの、ホームページ初心者の方へ向けて書いています。難しい用語はできるだけ使わず、順番に説明していきますね。
「ホームページ作成ソフト」という言葉を聞いたことがある方も多いと思います。でも実際に調べてみると、WordPressだのWixだのJimdoだの……いろんな名前が出てきて、どれを使えばいいのか迷ってしまいますよね。
この記事では、まず「ソフトって何?」というところから丁寧に説明します。そのうえで、初心者の方が迷わず選べるよう、今使われている主なツールを種類別にご紹介します。
「とにかく早く始めたい」という方は、目次から「おすすめを教えて」の項目へ飛んでいただいてもOKです。

そもそも「ソフト」って何ですか?
まず、よく聞く「ソフト(ソフトウェア)」という言葉を整理しておきましょう。難しく考えなくて大丈夫です。
パソコンやスマートフォンには「ハードウェア(本体・画面・キーボードなど)」と「ソフトウェア(プログラム・アプリ)」があります。ソフトウェアとは、パソコンやスマートフォンで動く「道具」や「アプリ」のことです。表計算ソフトのExcel、文書作成ソフトのWordも、ソフトウェアの仲間です。
ホームページ作成ソフトとは、「ホームページを作るための道具」のことです。これを使えば、プログラミングの知識がなくても、画像や文字を並べるだけでホームページが作れます。
「インストール型」と「クラウド型(SaaS)」の2種類があります
ホームページを作る道具には、大きく分けて2つのタイプがあります。最近は「クラウド型」が主流ですが、どちらも「ホームページを作るための道具」であることに変わりはありません。
CDやダウンロードでパソコンに入れて使うソフトです。一度買えば月額料金がかかりません。ネットがなくても編集できます。
- 例:ホームページ・ビルダー(ジャストシステム)
- 例:Adobe Dreamweaver
- 買い切り型が多い(15,000〜30,000円程度)
- ネット不要で編集できる
インストール不要で、インターネット上のサービスにアクセスして使う道具です。スマホからも使えて、常に最新版が使えます。今の主流です。
- 例:WordPress・Wix・Jimdo・ペライチ・Studio
- 例:Googleサイト(完全無料)
- 月額・年額の料金制(無料プランもある)
- スマホ・タブレットでも更新できる

「CMS」という言葉も出てきますが、これも同じ仲間です
ホームページ関連の記事を読んでいると「CMS」という言葉が出てきます。CMSとは「Contents Management System(コンテンツ管理システム)」の略です。
難しく聞こえますが、要するに「ホームページの内容(コンテンツ)を、プログラミングなしで管理・更新できる仕組み」のことです。WordPressは世界で最も使われているCMSです。WixやJimdoも広い意味でCMSの仲間です。
この記事では「ソフト」「SaaS」「CMS」すべてをまとめて「ホームページを作るための道具」として紹介します。名前の違いはあまり気にしなくて大丈夫です。

どの道具を選べばいい?目的で考えると迷わない
道具の種類がわかったところで、「自分にはどれが合うか」を考えてみましょう。目的によって、向いている道具が変わってきます。
🔍 あなたの目的はどれに近いですか?
→ Googleサイト(完全無料・広告なし・Googleアカウントだけで今日から始められる)
→ ペライチ・Jimdo(日本語サポートが充実・操作がシンプル・ITが苦手な方でも安心)
→ Wix・Studio(デザインの自由度が高い。Wixは初心者にも操作しやすい)
→ WordPress(設定は大変だが、SEOと長期運用に最も向いている)
→ ホームページ・ビルダー(パソコンにインストールして使う、買い切り型のソフト)
→ Wix・BASE・STORES(ショッピング機能が充実している)
主なホームページ作成ソフト・ツール一覧
ここからは、実際によく使われているツールを種類別に紹介します。それぞれ特徴が違うので、自分に合いそうなものを探してみてください。
クラウド型(SaaS):ブラウザで使えるタイプ
Googleサイト(Google Sites)
完全無料・広告なし・今日から始められる入門ツール
Googleが提供する無料のホームページ作成ツールです。Googleアカウントさえあれば、今すぐ無料で始められます。しかも広告が一切表示されないので、プロっぽい見た目のサイトが作れます。
Googleドライブ・Googleマップ・Googleカレンダーとの連携がとても簡単で、「地図を載せたい」「予定を表示したい」という場合にとても便利です。デザインはシンプルですが、まず試してみる最初の一歩としては最適なツールです。
初めての方・費用をかけずに試したい方・Googleのサービスをよく使っている方
デザインへのこだわり・高度なSEO設定・ECカート機能
ペライチ
日本製・LP(1ページ)に強い・ITが苦手な方でも使いやすい
日本生まれのホームページ作成ツールです。「ペライチ」という名前の通り、1枚のページ(LP:ランディングページ)を手軽に作るのが得意です。必要な情報を入力するだけでページが完成するので、ITが苦手な方でも安心して使えます。
日本語のサポートが充実しており、困ったときに相談しやすいのも心強いポイントです。「料金表を載せたい」「お問い合わせフォームを設置したい」「オンライン決済を受けたい」といった、小規模ビジネスに必要な機能が揃っています。
ITが苦手な方・1ページのシンプルなサイトを作りたい方・集客ページ(LP)が目的の方
複数ページの本格的なサイト・高度なSEO・他ツールへのデータ移行
Jimdo(ジンドゥー)
ドイツ発の老舗ツール・AIが質問に答えてサイトを自動生成
ドイツ生まれのホームページ作成ツールで、日本でも長年使われてきた定番サービスです。「AIビルダー」という機能を使うと、いくつかの質問に答えるだけでAIが自動的にホームページを作ってくれます。
テンプレートが豊富で、好みのデザインを選んで文字や画像を差し替えるだけでホームページが完成します。無料プランでも基本的な機能が使えるので、まず試してみたい方にも向いています。
AIに任せてサクッと作りたい方・デザインのテンプレートから選びたい方
高度なSEO設定・大量ページの管理・他ツールへのデータ移行
Wix(ウィックス)
世界2億人が使う・デザインの自由度が高い・AI機能も充実
世界2億人以上が利用する、世界最大級のホームページ作成ツールです。ドラッグ&ドロップで自由にレイアウトを組める「デザインの自由度の高さ」が最大の特徴です。2026年現在、AIを活用したデザイン生成や運用支援機能も充実しています。
3社の中でSEO設定が最も細かく、メタタグや構造化データなども設定できます。ネットショップ(ECカート)や予約システムなどの機能拡張も豊富で、「ホームページ+ネットショップを一緒に作りたい」方にも対応できます。
デザインにこだわりたい方・ネットショップも一緒に作りたい方・SEO対策も考えたい方
他ツールへのデータ移行(Wixのデータは外部へ持ち出しにくい)
Studio(スタジオ)
日本製・デザイン性が最高水準・制作会社にも人気
日本のスタートアップが開発したノーコードWebデザインツールです。デザインの自由度と完成度がノーコードツールの中でもトップクラスで、プロのデザイナーが作ったようなホームページが作れます。
ただし、デザインの自由度が高い分、他のツールと比べると操作に少し慣れが必要です。完全な初心者の方よりも、「デザインに強いこだわりがある」「制作会社に依頼したいが、後から自分で更新したい」という方に特に向いています。
デザインを最優先したい方・制作会社に依頼してStudioで作ってもらい自分で更新する方
SEOの細かい設定・完全な初心者(操作に慣れるまで少し時間がかかる)
WordPress(ワードプレス)
世界シェア43%・SEOと長期運用に最も向いている・自分で作るには難しい
WordPressは世界中のウェブサイトの約43%で使われている、最も普及しているCMSです。ソフト自体は無料ですが、別途レンタルサーバー(月額1,000円前後)とドメイン(年額1,500円程度)の契約が必要です。
Googleでの検索上位表示(SEO)に最も向いており、ブログでコンテンツを積み上げてお客様を集めたい方には最適です。ただし、初期設定にはある程度の手間と時間がかかります。「今日すぐ公開」は難しいですが、慣れてしまえば更新は簡単です。また、データの持ち出し・他のサーバーへの引っ越しが自由にできるのも大きな特徴です。
SEOでお客様を集めたい方・ブログを書きたい方・長期間しっかり運用したい方
今日すぐ公開したい方・初期設定が難しく感じる方(最初は時間がかかります)
インストール型:パソコンに入れて使うタイプ
ホームページ・ビルダー(ジャストシステム)
日本の老舗インストール型ソフト・買い切りで月額不要・電話サポートあり
ジャストシステムが提供するパソコン用のホームページ作成ソフトです。1990年代後半から販売されている老舗のソフトで、2026年現在もバージョンアップが続いています。一度購入すれば月額料金がかからないため、長期間使う方にとってはコスパがよい選択肢です。
パソコンにインストールして使う形式なので、ネット環境が不安定な場所でも編集できます。HTMLやCSSの専門知識がなくても、ドラッグ&ドロップでパーツを配置するだけでホームページが作れます。電話・チャットでのサポートも充実しており、困ったときに人に聞ける安心感があります。
月額費用をかけたくない方・ネット環境が不安定な方・電話でサポートを受けたい方・更新頻度が数ヶ月に1回程度の方
スマホからの更新・高度なSEO設定・WordPressと比べた拡張性・頻繁なデザイン変更
全ツール比較表:一目でわかる早見表
| ツール名 | タイプ | 費用の目安 | 難しさ | SEO | デザイン自由度 | こんな方に |
|---|---|---|---|---|---|---|
| Googleサイト | クラウド型 | 完全無料 | 🟢 かんたん | △ 基本のみ | △ シンプル | まず無料で試したい方 |
| ペライチ | クラウド型 | 無料〜月2,980円 | 🟢 かんたん | △ 地域向き | △ LP特化 | 1ページのシンプルなサイト |
| Jimdo | クラウド型 | 無料〜月4,900円程度 | 🟢 かんたん | △ 基本のみ | ○ 中程度 | AI自動生成で作りたい方 |
| Wix | クラウド型 | 無料〜月3,800円程度 | 🟡 普通 | ○ 比較的充実 | ◎ 高い | デザイン重視・EC機能も必要 |
| Studio | クラウド型 | 無料〜月3,500円程度 | 🟡 やや難 | △ 限定的 | ◎ 最高水準 | デザインを最優先したい方 |
| WordPress | クラウド型+サーバー | 月1,000円〜(サーバー代) | 🔴 難しい | ◎ 最強 | ◎ 最高 | SEO集客・長期本格運用 |
| ホームページビルダー | インストール型 | 買い切り15,000〜30,000円 | 🟢 かんたん | △ 基本のみ | ○ 中程度 | 月額不要・オフライン編集したい方 |
ツールを選ぶときに、合わせて確認しておきたいこと
どのツールを選ぶかと同じくらい、あとで後悔しないために確認しておきたいポイントがあります。
まとめ:あなたに合ったツールを探してみてください
ホームページ作成ソフト・ツールには、インストール型とクラウド型(SaaS)があり、さらにCMSという仕組みを持つものもあります。名前が違っても、どれも「ホームページを作るための道具」という点では同じです。
初めての方は、まずGoogleサイトでホームページを作ることに慣れてみるのがおすすめです。慣れてきたら、目的に合わせてWixやWordPressに移行することを考えてみてください。「どれが正解」というものはありません。あなたの目的と状況に合ったものが、あなたにとっての正解です。
📌 目的別・おすすめの一言まとめ
- まず無料で試したい → Googleサイト(今日から始められる・完全無料・広告なし)
- 1ページのシンプルなサイトを手軽に → ペライチ(日本製・サポートが充実)
- AIに任せてサクッと作りたい → Jimdo(AIビルダーで自動生成)
- デザインにこだわりたい → Wix(SEO設定も比較的充実)またはStudio(デザイン最高水準)
- SEOでお客様を集めたい・ブログを書きたい → WordPress(最初は大変だけど、長く使える)
- 月額費用なしで・オフラインでも使いたい → ホームページ・ビルダー(買い切り型)
参考・出典
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